高校の勉強

今回は、小学3年生からほぼ授業を受けていなかった僕が高校入学後の授業で感じたことを書きます。

中学生まで

僕は、公立の中高一貫校の中学校に在籍していたので(放課後たまにしか行ってないけど)、高校は面接だけで入学できました。

 

小学3年生からの学校に行っていない期間、教科書やベネッセをパラっと見たり、週1、2日の家庭教師に時々教えてもらったりしていました。

確か、勉強した教科は国語と数学ぐらいで本気で勉強してもいないので、知らないことは沢山ありました。

高校入学時

高校に入って勉強に付いていけないんじゃないか、と思われるかもしれませんが、それはありませんでした。

その理由には次のものがあります。

・進学校でなかった
・基礎から説明してくれた
・知的好奇心があった

進学校でなかった

公立の中高一貫に通っていたと書きましたが、進学校ではなく、生徒の半数が高校卒業後に就職する学校でした。

大学進学実績で言うと、地方の国立大学には毎年5人程度、早慶上智では3年に一人ほど(一般受験組はさらに少ない)、東大や京大などに進学する生徒はいませんでした(進学できる学力がある生徒は稀にいても興味がなかったと聞く)。

このように勉強に重きを置いた学校ではなかったので、授業で知らないことがあっても特に何も言われないし、気になりにくい環境だったと思います。

(また、生徒も良い子が多かったのかもしれません。)

基礎から説明してくれた

高校の勉強とは言っても、特別に難易度が高いわけではなく、単に新しい内容を学ぶことも多いです。

ただ、数学のように時には中学生以前の理解が必要な科目もあります。

 

僕の高校では、「国立大学に進学するコース」と「私立大学に進学するコース」が、文系理系それぞれにありました。後は、「就職する人のためのコース」もありました。

「国立大学に進学するコース」では実際に地域の国立大学に進学する生徒もいますが、ほとんどの生徒は推薦やベネッセ模試の偏差値で言うと50前後の大学に進学していました。

「私立文系大学に進学するコース」では、推薦で進学する生徒が数人と、その他は専門学校へ進学するか就職する生徒がほとんどでした。

実質的には、「私立文系大学に進学するコース」では大学に進学する生徒は少なかったです。

 

僕の1年生の頃のクラスは「私立文系大学に進学するコース」でした。

このコースでは勉強が苦手な人が多いため、数学の授業でも、問題を解くために必要な知識を一つ一つ丁寧に自然な流れでやってくれていました。

例えば、二次関数の問題でも、中学校数学の知識が必要なことは授業で簡単におさらいをしてくれるというようなものです。

多分、進学校だとおさらいなんてしてくれないと思います。

このため、授業についていけないということはなく、勉強に興味がない子の中ではテストの成績は上位でした。

知的好奇心があった

僕はずっと勉強をしてきませんでしたが、数学の問題を解くのは楽しいし、英語も楽しかったです。

小学生の頃は久しぶりに授業を受けると、すぐに理解できることが多くて、後から勉強すれば良いやと思っていました。

今思うと、小学生の問題は簡単なのに同じことを何度もやり定着させることが目的なようで、それがつまらなかったんです。

でも、高校の勉強は簡単なことを何度も繰り返さないし、理解が広がっていく楽しみがありました。

ある程度の知的好奇心があったために、授業をちゃんと聞くことができて、勉強についていくことができたのだと思います。

おわりに

進学校では知らないことがあるとやりづらいと思いますが、非進学校の高校では知らないことがあっても気になりにくいと思います。

僕は結局、一般私立文系大学の受験をしたので、勉強のための環境の整っている進学校には憧れがありますが、もし高校で進学校に入学していたとしたら、上手くやっていけなかったかもしれません(第一にその時点では、進学校に入学できないと思いますが)。

大学受験については別の機会に書きます。