選択できる感覚

今日は僕が学校に行っていなかった中学生の頃を振り返り、こうだったら良かったなということを書いてみます。

させられている感

僕の場合、何かをさせられている感覚が好きでなかったです。

例えば、小中学校には基本的に行かされると感じる人が多いと思います。

学校に行くことで学力の担保や人との関わりができる面は確かにあるのですが、だからといってそれを強制されるのが僕は嫌だった気がします。

小中学校と高校の違い

小中学校は学校に行かされる面が強いですが、僕にとって高校は自分から行くものでした。

というのは、小中学校は原理的には1日も登校しなくても在籍さえしていれば卒業できます。

けれど、高校は登校しないと卒業できません。

僕は大学には進学するものと思っていたので(本来は人によりますが)、高校に行かないという選択肢は考えていませんでした。

となると、高校には登校しないといけなくなりますが、あくまで高校への登校は自分が選択しているという感覚がありました。

高校の特色

僕の通っていた高校は以前も書きましたが、中高一貫校の高等部でした。

その高校の中等部に在籍していたので、作文と面接程度で、学科試験なしで進学ができました。

(ちなみに、最初の数日しか登校していない中学校の卒業式にはいきなり参加して、当時の友達ができました。)

自由

この中高一貫校の特色は何といっても、「自由」です。

中学では制服はありませんし、校則もありません。

校則がないと言っても、先生から見ておかしなことは校則とは別に注意されることはあります。

髪型

高校に進学するとその自由さはさらに増します。

例えば、髪を何色に染めても構いませんし、パーマだって普通です。

かなりおしゃれな生徒も多かったです。

 

世間の一部高校ではツーブロックが危険だとか言われているようですが、それだと地方都市にあるうちの高校の生徒はもっと危険な目にあった人がいるはずですが聞いたことがありません。

時間割

時間割は大学のようにある程度自分で決めることができます。

一応、卒業のために取る必要のある授業はあるのですが、それ以外は自由です。

高校3年生では週に登校する日数を数日にすることもできたはずです。

 

それと、課外活動で単位を取得すると、その分の授業を取らなくても良い制度もありました。

課外活動には、登山やスキーがあり、僕は参加していて、高校3年生では受験勉強に集中するために体育の授業を取りませんでした。

それぐらいなら

これぐらい自分で選択できる感覚が僕にとって大切だったのなら、小中学生の時から学校をあくまで選択肢の一つとして考えることのできる環境があったらな、と思います。

一応、私たちが学校教育を受けることは選択できる権利のはずですが、権利という概念を十分に理解できていませんでした。

あくまで数多くある権利の一つから、学校に行く権利を行使するかしないかという感覚がもっと育まれていれば、学校でなり自宅でなり、勉強をしたり、何か調べ物をしたり、趣味に集中したりもっとできていたかもしれません。

 

その他に、学校が合わない人がもっと教育を受けやすい環境が整うことも大切だと思います。オンライン授業なら参加できる児童生徒もいると聞きますし、何か手立てがあれば良いです。山村や離島地域などの少人数クラスなら参加できる児童生徒もいるかもしれません。

その他の高校

僕の高校の自由さは僕にとってかなりフィットしていました。

僕の高校の他にも、ある程度自由な高校は増えていて探せばあると思います。

おわりに

今回、中学生の頃の僕にとって選択できる感覚が大切だったことについて書きました。

学校に行けない、もしくは、行かない感覚は人それぞれ異なるので、誰にでも当てはまるわけではありません。

ただ、同じような人がいれば少し参考になれば良いです。